武庫荘総合高校で授業をさせていただきました

2024年の11月、この1か月の間に、兵庫県立武庫荘総合高校で授業を行う機会をいただきました。この授業のテーマは、働くことやお金をいただくことについて。職場体験前の事前授業ということで、その中のひとつを弊社、サンクスポート代表宮家が担当させていただくことになりました。

その一環で、高校生たちと「私たちの会社の経営課題について」一緒に考える時間を持ちました。中でも、私たちが直面している「求人」の問題点について、高校生たちの視点からもアドバイスをいただいたのですが、これが本当にびっくりでして。

びっくりしたこと、気づきが多かったことは次の3つです。

  • 1.固定観念と機会損失
  • 2.業界イメージと実態のギャップ
  • 3.わたしたちの強みの再認識

順にお伝えしますね。

まず1つ目、固定観念と機会損失のお話。一連の授業で最も印象的だったエピソードは、高校生から「TikTokを活用して求人をアピールしてみてはどうでしょう?」という提案があったことです。

実はこのアイデア、私たち大人が社内で一度検討したものの、「やめておこう」という判断になったアイデアなんです。

彼らのプレゼンを聞いてみると、内容も具体的で非常に説得力がありました。なのに、私たち大人は試してみる前からこの選択肢を除外していたわけで、同じような機会損失ってきっとたくさんしているんだろうなと気づいた出来事でした。

2つ目は、業界イメージと実態のギャップです。

1コマ目の授業では、まず業界全体のイメージと実態のギャップについて話し合いました。私自身、テーマパークの環境で育ったこともあり、社会に出たときに感じた「理想と現実のギャップ」を埋めたいという思いが強くあります。

ギャップとはどういうことかといいますと、例えば、テーマパークでは、清掃の求人に応募がたくさん集まります。一方、私たちの業界では同じようにはいきません。この「イメージの差」をどう埋めるかが課題でした。

高校生たちに聞いてみると、やっぱり彼らには、「3K」(きつい、汚い、危険)のイメージがあるようで、実際に私たちの仕事を説明すると、彼らのイメージと実態が大きく異なることに気づいたという意見が多く出ました。

3つ目。最後は「私たちの強みについて」です。

高校生たちが注目したのは、私たちの会社の「離職率がゼロ」という点でした。これは福利厚生の充実が大きな理由です。有給休暇の消化率が100%であることや、甲子園のチケットを従業員に提供していることなど、福利厚生の特徴としては、どこにでもあるものでもないと思います。

高校生たちはここに着目し、このような目に見える、見えないに関わらず、「他社との違い」を積極的にアピールすべきだと提案してくれました。特に、話しやすい環境やボトムアップの文化を強調することで、若い世代にも魅力的に映るのではないかという意見が印象的だったんですね。

私は、今回の授業を通じて、高校生たちの柔軟な発想と行動力に多くの刺激を受けました。私たち大人が見過ごしてしまう視点や、新しいアイデアを取り入れることで、これからの採用活動に大きな可能性が広がると感じました。

まずは、若い世代に「私たちの会社を知ってもらう」ことから始め、彼らの提案を実際の施策に反映していきたいと思います。このような取り組みが、会社の未来をより明るいものにしてくれると確信していますね。

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